【詰め手筋DVDブックの感想】5手までの詰め手筋を覚えて解ける本

2018年8月2日木曜日

棋書レビュー

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詰め手筋DVDブックの写真


このDVDブックは詰み形や詰め手筋を覚えることで詰将棋が解けるようになる本


見る読む解くで詰みのコツがよくわかる。さらに1手、3手、5手とステップアップ

することで、5手詰めまで解けるようになります。何回も観て覚えて解くことを

繰り返すことで、詰将棋を解くのが簡単になります。



  • 第一章 一手詰めで覚える詰み形
  • 第二章 三手詰めで覚える詰め手筋
  • 第三章 五手詰めで覚える詰め手筋
  • 第四章 詰め手筋は様々な場面で役立つ

第一章 一手詰めで覚える詰み形




第二章 三手詰めで覚える詰め手筋




第三章 五手詰めで覚える詰め手筋




第四章 詰め手筋は様々な場所で役立つ




感想

DVD本はまず一手詰めから始まりますが、最初は駒ごとの詰み形から
始まります。例えば金であれば頭金。桂馬であれば成って詰み、成らずで詰み
など。少し進むと合い利かずの詰み、開き王手、両王手、一間竜、合駒が動け
ない詰みなど。2章は読みの基本で3手一組の3手詰めの手筋。3章は5手詰めで

詰め手筋を2つ組み合わせたりして解きます。4章は詰将棋は詰め手筋だけ
でなく、平凡な手も良く出てくるよとか、7手詰め以上もこれまでの詰め手筋
を組み合わせれば解けるようになるよ!などなど。詰め手筋の本は1冊持って

いるんですが何回も読み返すことが面倒臭くなってしまう。最初は受動的に
最後に能動的に取り組めるので、やる気スイッチが入って章の最後まで進める
事が出来る。特に本の解説ではしづらかった、なぜこの手では詰まないのか

ということを深く掘り下げているので、入門者にも勧めることが出来る。
特に駒と駒を協力して王様を捕まえる大切さ。駒一つだけだと取り返され
て駒をボロボロ取られるといった入門者にありがちなミスをなくすことが出来る

今までの詰将棋本は先に問題集から始まり、解けなかったら答えを見て
詰め手筋や詰み形を覚えるというスタイルだった。しかしこの本は、

まず、DVDで詰め手筋や詰み形を予習して覚え、付属の本の問題集を
解き進めていき終盤力を上げていくスタイルで、とっつきにくいイメージ
を払拭してくれていると感じた。特典映像でも問題のアプローチの仕方など

触れられている。問題の難易度は3手詰めまではかなり優しい。5手詰めは
時間内にすべての変化を読み切れなかった問題が2問あった。DVDや本でも

触れられているがハンドブックシリーズ入門という感じ。難しい問題は少なく
この本を卒業したら1、3、5、7手詰めハンドブックに進める詰将棋力は
付いている。まさに導入にちょうどいい難易度で、さすがはジャパネット
浦野先生。まだ問題集は全部消化できていないので、完了しだい追記するかも。


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