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先手中飛車に限らず、角道オープン型の振り飛車に
右四間飛車を試みる方は以前からかなりいるのですが
大抵は途中であきらめます。そもそも右四間飛車
は角道を止めた振り飛車や居飛車には有効で主導権を握れる
のですが、オープン型の振り飛車は争点が出来にくいのと
角交換して目標である角を捌けたりするので、形によっては
使えないからです。本譜は初志貫徹で右四間飛車。そして
穴熊に囲う右四間飛車穴熊でした。管理人の個人的対策では
右四間飛車には銀が54に来る前に55歩。角道はギリギリまで
開けない。65歩には56飛。64銀には76歩。穴熊には端を詰めて
から桂馬の活用。終局図で互角ですが、先手からは指したい手が
たくさんあるのに対して後手は受けるか反発する位でしょうか
棋譜
棋戦:将棋ウォーズ(10切)
持ち時間:10分切れ負け
先手:管理人
後手:K
▲5六歩 △6二飛 ▲5八飛 △4二玉 ▲5五歩 △5二金右
▲4八玉 △7二銀 ▲3八玉 △6四歩 ▲9六歩 △6三銀
▲2八玉 △6五歩 ▲5六飛 △3二玉 ▲3八銀 △3四歩
▲5八金左 △3三角 ▲4六歩 △6四銀 ▲7六歩 △2二玉
▲1六歩 △1二香 ▲1五歩 △1一玉 ▲3六歩 △2二銀
▲3七桂 △3一金 ▲2五桂
まで33手で先手の勝ち
盤
2手目、62飛で右四間飛車。3手目、先手中飛車。5手目位取り。
6手目、船囲い。17手目、片美濃囲い。19手目、本美濃囲い。
21手目、次につながる手で相手の指し手を見る。23手目、5筋の歩に
紐をつける。25手目、懐を広げながら様子を見る。26手目、穴熊確定。
30手目、ハッチが閉まる。31手目、桂馬の活用。33手目、角当たり
だけでなく端攻めも見た手。ここで相手の接続切れで勝ちました。