対三間飛車、向かい飛車、相中飛車、四間飛車に対応した相振り定跡本
先手中飛車の他の振り飛車に対応した次の一手形式の定跡本です。
この当時、角交換四間飛車は存在していなかったのでその変化はありませんが
この本のとうりに指せば問題ないです。角交換対応型です。
- 第1章 向かい飛車からの速攻【対三間飛車1】1
- 第2章 早めの3五歩を標的に【対三間飛車2】22
- 第3章 すべてを変える銀上がり【対三間飛車3】62
- 第4章 現代感覚の穴熊へ【対三間飛車4】99
- 第5章 攻めの速度が違いすぎる【対向かい飛車】140
- 第6章 鏡を壊す中座飛車【相中飛車】179
- 第7章 中央突破が成立【対四間飛車】210
基本図
第1章 向かい飛車からの速攻【対三間飛車1】
第2章 早めの3五歩を標的に【対三間飛車2】
第3章 すべてを変える銀上がり【対三間飛車3】
第4章 現代感覚の穴熊へ【対三間飛車4】
第5章 攻めの速度が違いすぎる【対向かい飛車】
第6章 鏡を壊す中座飛車【相中飛車】
第7章 中央突破が成立【対四間飛車】
感想
中盤でこれに手先手よし!で打ち切らずに、終盤まで踏み込んで具体的に攻めつぶすところまで解説。方針や目の付けどころは
もちろん、中盤の考え方や寄せのコツをこれでもかと詰め込んでいる
もし相手が角交換してきたら?というところから始まり、
一番多いだろう三間飛車にかなりページを割いてあり、形に応じた
指し方が載っています。全部覚えれば対三間飛車では困らない。
向かい飛車は角道を止める形と止めない形があります。攻め筋豊富。
相中飛車は鏡将棋を想定しており相手が同じように指してくれないと
難しい。なので相中飛車の章はお勧めできない。四間飛車は後手が
早めに飛車先を切ってきた場合と、じっくり駒組を進めてきた場合
が載ってある。全編、対金無双と美濃囲いが出てきて、寄せるところ
まで載っているので安心して指せる。