角交換型の相振り飛車の定跡次の一手で対石田流の指し方を解説した付録
振り飛車党や居飛車党で対石田流に困っている方向けの将棋世界の付録です。
居飛車党でも相振り飛車は性質こそ違いますが縦の将棋です。横の将棋が
苦手な方の振り飛車対策にも使えます。振り飛車党も角道を止める方も止め
ない方も先手石田流に困っている方に使えます。
- 基本図
- 居玉から向かい飛車の速攻
- バランス型の金無双からの仕掛け
- 金無双からの玉頭攻め
基本図
居玉から向かい飛車の速攻
バランス型の金無双からの仕掛け
金無双からの玉頭攻め
感想
居玉からの速攻は相手が飛車先の歩交換を早めにしてきた場合、居玉のほうが拠点から遠ざかっているので安全という意味だが、
48玉でも悪いわけではない。本譜は居玉で攻めを狙う変化。
バランス型の金無双は最終的には58金左と指したいが、先に
攻めを組み立ててからでも遅くないという考え方。金無双からの
玉頭攻めは石田流側からの好手がでるが、8筋が突破できる変化。
いずれも四間飛車に途中下車して角交換し、向かい飛車に振り直し、
囲いは金無双にして玉頭攻めが基本方針。角を手持ちにしている
ので角の打ち込みに気を付ける必要があるが、その分攻め筋が増え
攻撃力も増えるかと思う。角道を止めると石田流側に主導権を
与えてしまうので攻めが好きな振り飛車党や居飛車党におすすめ。