羽生善治のこども将棋 序盤の指し方 入門-1手目からの指し方と戦法を覚えよう!
【目次】
はじめに
本書の見方と特徴
プロローグ 序盤とはなにか?
序盤ってなんだろう?
攻めに向く、守りに向く駒を知る
1手目からどう指していくの?
第1章 戦法の基本を知る
将棋の作戦=戦法を覚える
第2章 相居飛車戦法で戦ってみよう
相居飛車戦の考え方
第3章 振り飛車戦法で戦ってみよう
振り飛車戦の考え方
第4章 さらに将棋が楽しくなるさまざまな戦法を知る
さまざまな戦法を楽しむ
第5章 囲いの特徴とつくり方を知る
プロローグでは、序盤とは何かから始まり、
攻めに向く駒、守りに向く駒(例えば銀や金など)、
1手目からの指し方と、相手の戦法を知る方法など
第1章は戦法の基本
居飛車と振り飛車に分けて自分がどの戦法に向いてるかを
相掛かり、相矢倉、中飛車、三間飛車、四間飛車、向かい飛車で
自分の棋風に合わせて選べるように書いています。
第2章は相居飛車の定跡
居飛車同士の指し方
第3章は振り飛車の定跡
振り飛車同士の指し方
前に紹介した戦法を2パターンず載っています。
第4章はその他の戦法
角換わり棒銀、角換わり腰掛銀、横歩取り、ひねり飛車、ゴキゲン中飛車が
載っています。あくまで初歩的なところまで。
第5章は囲いの作り方とメリット、デメリット
例えば、これは相居飛車の時はいいけど対振り飛車の時はダメだよ。
その反対もあり。という感じで、どういうときに使うのがいいのかを
作り方を含めて書いてあります。
ちなみに囲いは
カニ囲い、雁木囲い、銀矢倉囲い、銀冠囲い、穴熊囲い、
中住まい玉囲い、天守閣美濃囲い、ミレニアム囲い、金無双囲い。
感想
この本は将棋の勉強を始めてから、だいぶ後に買った本で
今考えるともっと早く買っておけばよかったと思える本です。
最初の頃は、東大将棋で詰将棋と駒落ち定跡をずっとやっていたので
玉を詰ますこと、読みや受け駒落ちで数の攻めなど上達する上で必要
なことは出来ていたのですが序盤の考え方、定跡、そして囲いなど
まったく知らない状態でした。というのも、ルールを覚えたらまず
詰将棋をやるべきだというのを実践していたからなんですが。
しばらくしてから、さすがに平行して序盤の勉強をするべきだと考え
始め、この本を手に取りました。そしてこの本の対象棋力はルールや
駒の動かし方を覚えた、将棋入門者~初級者です。不満点は、序盤の
本なので主に定跡は序盤までと相振り飛車の具体的な指し方が載って
いないこと(考え方なら載っています)つまり広く浅くです。なので
序盤の考え方を含め定跡、囲いなどを1冊で知りたい場合にはオススメです。